フライドエッグ仲間。
屋根裏部屋で目玉焼きを焼いていたら、小鳥さんが窓をつつくものだから、あ、ちょっと待って!と叫んだの。なのに、小鳥さんはつつくのをやめないから、しかたなく振り返ると。お空に大きな目玉焼きが、ゆっくりゆっくりと流れていくではありませんか。黄身の上に寝そべったネコのリリックが、こちらに手を振っている。おーーーい!私は急いでフライパンを取りにいって、これこれ!と、いい焼き加減の目玉焼きを見せた。偶然ってあるものだ。小鳥さんは満足げに片目を閉じて、お空に高く飛んでいった。
*「電車は遅れておりますが」は毎週火曜日に更新しています。