宇宙的な日。
自分についている透明な鍵をカチャッと閉めて、甘いドーナツと甘いココアを自分に差し入れして、絶対に裏切らない大好きな漫画を読みながら、ごろごろ、ごろごろ、だらだら、と自分を好き放題にさせていると、眠気も仲間入りしてきた。目がさめると、小さな部屋が暗い宇宙になっていた。今が朝なのか夕方なのかわからない。ズシンと重い悩みごとが、身体の中から消えていた。悩みごとは、宇宙のゴミと一緒に、遠いかなたに吸い込まれていってしまった。
*「電車は遅れておりますが」は毎週火曜日に更新しています。